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ウ・ヨンウ、イルカ、そしてチェ・ジェチョン教授

執筆者の写真: 志英 柳志英 柳

ENAドラマ이상한 변호사 우영우のポスター
ENAドラマ이상한 변호사 우영우のポスター

2022年に放送されて大人気だった韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌(原題:이상한 변호사 우영우)は日本でも韓国ドラマのファンの間では多くの方が見ていたと思います。


自閉スペクトラム症のヨンウが一流法律事務所で働きながらのエピソードを描いたドラマで、主役のパク・ウンビンさんはこのドラマで百想芸術大賞の大賞を受賞します。


わたしはラブシーンが少し苦手で、ヨンウのラブシーンが増えたところで見るのをやめました…

しかし、あの有名な「봄날의 햇살(春の日差し)」のシーンとヨンウがお母さんの存在を知ってから彼女に会って会話するシーンはすごく好きで何度も繰り返してみました。

(久しぶりに思い出したのでまた見ます)



春の日差し




ヨンウはクジラが大好きです。

そしてイルカについても何度か話すシーンがあります。

イルカを見に済州島に行きたいと話すシーンは有名です。


劣悪な環境の水族館でイルカショーをしていたが、裁判を経て済州島の海に帰ることができたサㇺパリ、チュンサミ、ポㇰスニ(ドラマでは名前が出ていないけどチェドリ、テサニも)に必ず会いに行くと話すシーンです。


このイルカを海に帰したプロジェクトは実話で、今教室に置いてあるこの本の表紙の人





최재천チェ・ジェチョンさんがこのプロジェクトのリーダーでした。

そうです。今回の記事のテーマはドラマではなく本です。


私は以前チェジェチョンさんをあるニュースのインタビューで偶然見たことがあります。

そのインタビューで彼はこう言っていました。

「イルカがいる水族館には行かないでください」


その時初めて水族館にいるイルカについて深く考えるようになりました。

頭がよくて人懐っこいかわいいイルカに水族館という場所がどれほど狭いのか初めて気づきました。

人間は自分たちの楽しい時間のためにイルカの苦しみなど気にしないでいたんだなあと思いました。私もその人間の一人でした。


それ以来イルカがいる水族館には行かないようにしています。わたしの小さな信念です。


生態学者であるチェジェチョンさんはこれ以外にも호주제(戸主制。戸主を中心に家族の関係を登録する制度。女性が戸主になることはできなかったが2008年から廃止された)廃止に大きな貢献をするなど様々な社会問題にも声を出してきて人です。


チェ教授のYouTubeチャンネルにドラマとイルカたちとのことについて話している動画があります。



2年ほど前の動画ですが、イルカたちはみんな元気に過ごしているそうです。

赤ちゃんイルカを産んだり、自由に広い海を泳いでいるそうで本当によかったです。

実際に済州に行くと見られるそうです。

わたしが去年行った済州のカフェは双眼鏡でイルカが泳いでるのを見れるところでした(運が良ければ)。船などで近づかないで遠くから見るのもいいなあと思いました。


さて、あのピンクの本の話に戻ります。

あの本はイルカともウ・ヨンウとも関係なく、チェさんの色んな講演内容を文書でまとめたものです。

昆虫博士らしく昆虫、特にアリを中心にとても面白い内容で構成されています。

昆虫社会と人間社会、そして環境問題など今まで知らなかったことや気づかなかったこと、知っているのに知らないふりしていたことなど考えるべきことが書かれています。


韓国語中級以上の方にはおすすめです。

soopの生徒さんにはいつでもお借りできます。





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